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キャリコンバンク®社外相談窓口

キャリコンバンク®では、従業員のキャリア相談、ハラスメント対応、メンタルヘルスケア等、従業員の皆様が安心して働くための支援をキャリアコンサルタントが行う、“社外相談窓口”のサービスをご提供しています。

ここでは、従業員のキャリア相談の場を設けるメリット、2022年4月1日に中小企業にも適用されたハラスメント相談窓口の義務化、従業員へのメンタルヘルスケアの重要性についてお伝えします。

専門家によるキャリア相談の場を設けるメリット

目まぐるしいスピードで環境が変化する現代において、企業も常に変化が求められているといえます。スピード感を持って企業活動を行うには、指示を待つのではなく自分の意志と責任を持ち、意欲的に行動できる自律型人材の育成が欠かせません。

厚生労働省が実施した「令和3年能力開発基本調査」によると、専門家によるキャリア相談(キャリアコンサルティング)を行ったことで、「労働者の仕事への意欲が高まった(正社員50.0%、正社員以外49.8%)」「自己啓発する労働者が増えた(正社員36.8%、正社員以外30.0%)」などの効果が報告されています。

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「令和3年 能力開発基本調査」調査結果の概要より

専門家によるキャリア相談(キャリアコンサルティング)の大きな目的のひとつは、従業員が自身のキャリアを明確化することです。自らが望むキャリアが明確になれば、日々の仕事をより「自分ごと」と捉える視点を持てるようになり、意欲を持って自律的に働くことができるでしょう。

また、今の世の中では、テレワークや時短勤務など、マネジメントが難しい働き方をする従業員も増えています。マネジメントが困難な時代では、常に管理をしなくても自分で考えて動ける自律型人材は必要不可欠な存在となります。

専門家によるキャリア相談(キャリアコンサルティング)では、今後の企業に欠かせない自律型人材を育成する効果が期待できます。キャリコンバンク®のキャリア相談では、仕事に対して従業員が自律的に取り組めるよう、キャリアコンサルタントとして活動している専門家が支援いたします。

ハラスメント相談窓口の設置が義務化

2022年4月1日、パワハラ防止法(労働施策総合推進法)により、中小企業においてもハラスメント相談窓口の設置が義務化されました。

事業主が雇用管理上構ずべき措置等は以下の通りです。

  1. パワハラ防止に対する事業主の方針等の明確化とその周知・啓発
  2. 相談などへの適切な対応のために必要な体制の整備
  3. 職場でのハラスメントに対しての迅速・適切な事後対応
  4. プライバシー保護や不利益取扱いの禁止等

このうち、「相談などへの適切な対応のために必要な体制の整備」においては、

  • 相談窓口をあらかじめ定め、労働者に周知すること
  • 相談窓口担当者が、内容や状況に応じ適切に対応できること、パワーハラスメントが実際に起きている場合だけでなく、発生の恐れがある場合や該当するかが微妙な場合であっても広く相談に対応すること

の2点を守ることが必要です。

パワハラ防止法では、相談窓口の設置と労働者への周知、またハラスメントが発生する前や該当事項かが微妙な段階からの適切な対応を、事業主に求めています。

ハラスメントが起こる大きな原因には、被害者と加害者での価値観の違いがあります。性差や年代差など、さまざまな差があるメンバーが同じ職場で働くのですから、価値観の違いは避けられません。自分の常識は相手の常識ではない、と肝に銘じることが大切です。

キャリコンバンク®の外部相談窓口では、「悪者を見つけ裁く」のではなく、「働く人が活き活きと仕事に取り組める環境づくり」を目指しています。ハラスメントの予防や早期発見、再発防止に努め、ハラスメントが起こらない安心安全の環境づくりに注力いたします。

従業員へのメンタルヘルスケアの重要性

活気ある職場づくりにおいて、従業員のメンタルヘルスケアはとても重要な事項です。厚生労働省委託事業として一般社団法人日本産業カウンセラー協会が受託、開設された「働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト『こころの耳」』では、メンタルヘルスケアの実践の意義として、

  • 職場の生産性の低下の防止
  • 生産性や活力の向上
  • リスクマネージメント

の3点を挙げています。

従業員がメンタルヘルス不調に陥ると、従業員本人に業務遂行能力の低下、遅刻、休業などの事態が起こったり、仕事に復帰できずやむなく離職したりするケースもあります。最悪の場合、自殺の原因となることも考えられます。

また、企業の不適切な対応により従業員のメンタルヘルス不調を悪化させた場合、労災請求や民事訴訟に発展する可能性も考慮しなくてはいけません。したがって、企業には従業員のメンタルヘルスを適切にケアする取り組みが必要です。

メンタルヘルスも体の健康と同様に、不調の早期発見、早期予防が大切です。キャリコンバンク®の社外相談窓口では、メンタルヘルス不調に陥る前の予防として、キャリアコンサルタントが従業員の方のお話をしっかりとお伺いいたします。

職場での士気の低下、ハラスメントの発生、メンタルヘルス不調は、早期に対応することで、大きなトラブルにならずに済む可能性が大きいです。キャリコンバンク®では、働く人が活き活きと安心して仕事に取り組めることを目指して、キャリアの専門家が各種ご相談を承っております。